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Gatsby Cloud Hostingを使ってみた

2021年03月13日

Gatsby 3.0のリリースとともにGatsby Cloudに追加されたホスティング機能を使ってみました。この記事を書いている時点で、このブログはGatsby Cloudでホスティングされています。

動機

今まではGatsby Cloudでビルド、Netlifyにデプロイという形で運用してきました。しかしNetlifyでデプロイした自分のブログに繋いでみてもなんとなくモッサリしているのです。Lighthouseでパフォーマンスを調べても、ある程度最適化しているにもかかわらず70点台もざらにありました。

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Netlifyが公開しているTestmysite.ioでテストした感じだと、どうも日本にサーバーがなくTTFBが良くないらしい。ブラジルとかオーストラリアからなら爆速で、アメリカからも悪くはない。おいおい……

そんなこんなで他のホスティングを試したくなっていた所にGatsby Cloudがホスティングの提供を開始したということで、触ってみることにしました。

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Gatsby Cloudの管理画面に入り、デプロイ先の設定に入るとGatsby Cloud Hostingが追加されています。 Turn on を押すだけでホスティングが有効になり、カスタムドメインもCNAMEを向けてすぐに有効になり、SSLもあっさり有効になります。この辺はNetlifyと一緒ですね。
Gatsby側はデプロイも爆速と謳っていますが、このブログの場合だとビルドが仕上がってから10秒ほどでデプロイ完了となります。しかしNetlifyでも20秒ほどでデプロイできていたのでそこまで大きな違いはありません。デプロイだけで何分もかかるような大規模なサイトだとかなりの短縮になるかもしれません。

パフォーマンスは?

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TestmysiteはNetlifyのサービスなので多少バイアスはかかっていると思いますが、NetlifyよりもTTFBはむしろ悪化してしまいました。

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中身はどうもFastlyの欧米向けのサーバーのようです。

引き続きホスティングを検討し続けます

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当初の目的であったTTFBの短縮は達成できなかったので、引き続き(Netlifyへの出戻りも含めて)他のホスティングは検討し続けていきます。Amazon S3はJekyllでブログを作っていた頃に使ったことがあって確かに爆速なのですが料金の予測がちょっと難しくて、当時はCloudFlareを前に挟んでいました。Firebase Hostingは無料枠が充実していて、Googleのインフラに乗るので爆速と聞いていますが、Googleのサービスってあんまり使う気になれないんですよねえ……。